ここ数年でよく見かけるようになったヌートリア。
草食動物のはずの彼らですが、貝も食べることはあまり知られていない。
貝を食べるっていうのがまた問題で、淀川のワンドにはイタセンパラっていう天然記念物のタナゴがいるのですが、この種の魚は貝に卵を産み付けるので、それを食べてしまうとただでさえ少ない魚が絶滅してしまうなんてことにもなりかねないし・・。
だから駆除というのも何か違う・・。
昔、見知らぬ子供たちがヌートリアを指差して河の主だと言っていたのが、ずっと心に残っていて、私が小さい時に初めてブルーギルを見て宝石のようだと思ったのと同じような気持ちだったんだろうなと。
当時はブルーギルも珍しい魚で、生態についてもまったく知らなかったので、ただただ綺麗な色をした魚としか思っていませんでしたが、色々とわかってくるとあの時の宝石は今や悪の代名詞。
いくら考えても誰もが納得するような答えなんて見つからないだろうし、外来種問題にはいつも目を背けたくなるような、モヤモヤした気持ちが残る。
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